【福岡県版】産業廃棄物収集運搬者が優良産廃処理業者認定を受けるメリットについて

産業廃棄物処理は、排出事業者責任です。排出事業者は信頼できる産業廃棄物収集運搬業者を選び委託します。産業廃棄物処理には、優良産廃処理業者認定制度があります。産業廃棄物収集運搬業者が優良産廃処理業者の認定を受けると、いくつかのメリットがあります。

ここでは、産業廃棄物収集運搬者が優良産廃処理業者認定を受けるメリットについて、福岡の産業廃棄物収集運搬業許可対応の行政書士が解説しています。

優良産廃処理業者認定制度について

産業廃棄物処理業者にとって最も重要になるのが「信用」です。産業廃棄物処理業者の「信用」を第三者が認定し、排出事業者に証明する１つの指標が優良産廃処理業者認定です。

産業廃棄物処理業者の優良産廃処理業者認定は、産業廃棄物処理業の許可更新時に都道府県・政令市の審査を受けます。優良産廃処理業者の認定基準は、次の通りです。

5年以上の産業廃棄物処理業を続け、都道府県や政令市から改善命令等の処分を受けていないことです。

産業廃棄物処理業者の「基礎情報」「許可内容」「廃棄物処理施設の能力・管理状況」「過去3年間の処分受託量等」をWeb上で公開・継続し、一定の頻度で更新していることです。

行政、産業廃棄物処理業者、排出事業者に企業・事業内容を見える化することが大切です。

ISO14001（環境マネジメントシステム）やエコアクション21を取得し、環境配慮の取り組みを実施していることです。

ISO14001（環境マネジメントシステム）やエコアクション21は要求事項を満たして認証を受けることが必要です。

産業廃棄物処理業者の電子マニフェストの導入です。電子マニフェストを導入すれば、業務の効率化が進み、コスト削減にもつながります。

「直前３年の各事業年度のうちいずれかで自己資本比率が１０パーセント以上であること」「直前３年の各事業年度における経常利益金額等の平均値が零を超えること」「事業税など税金を滞納していないこと」です。

産業廃棄物収集運搬者が優良産廃処理業者認定を受けるメリットについて確認します。

産業廃棄物収集運搬者が優良産廃処理業者認定を受ければ、他の業者と差別化できます。排出事業者が産業廃棄物収集運搬業者を選ぶ基準は、信用・信頼が第一です。

産業廃棄物処理は排出事業者責任であるため、排出事業者が廃棄物処理法違反をしなくても、排出事業者も責任を問われる可能性があります。

産業廃棄物収集運搬者が優良産廃処理業者認定を受ければ、排出事業者から選ばれる可能性が高まります。

産業廃棄物収集運搬者が優良産廃処理業者認定を受ければ、許可の有効期間が2年間延長されます。産業廃棄物収集運搬業の許可申請の手間と費用が省かれ、業務に集中することができます。

また、許可更新に必要な資料が簡略化できます。添付資料が省略できるため、申請準備が容易です。

産業廃棄物収集運搬者が優良産廃処理業者認定を受ければ、都道府県や政令市の許可更新手続きが簡単です。

産業廃棄物収集運搬業者が優良産廃処理業者認定を受ければ、財政投融資の優遇措置を受けることや入札で落札される可能性が高まります。

産業廃棄物収集運搬業者の信用力を高めるだけでなく、事業の経営面にもメリットがあります。

産業廃棄物収集運搬業許可を行政書士に委託するメリットは、専門家の視点から申請書・事業計画書の確認ができることです。また、他の都道府県への出張をせずに本業に専念することも魅力です。

産業廃棄物収集運搬業許可を依頼する費用が高くなくても、行政書士は責任をもって仕事を行います。

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